パーツが少なく手作りしやすいクマのぬいぐるみの決定版です♪
最近タンスのなかの、母の昭和時代の着物をぜんぶ見ました。
状態がきれいなのもあれば、シミがあるのもありました。
その着物をわたしが着るかというと、これからも着ないんですね・・
ねむらせたままにするよりは、別のかたちに変えていこうと感じました。
古物商のひとに引き取ってもらうよりも、自分が使いたいです。
細かいシミがある着物は、ぬいぐるみにします。
状態が良い着物は、洋服に仕立てよう〜♪と楽しみがふえました。
専門の業者さんに頼むとシミはとれる場合もあります。
とれたとしても着ないので、このままでぬいぐるみにしました。
おなかに黄色い点々のシミがありますが、味わいですね。
山あり谷ありの過程でくまのかたちができあがったときは嬉しいですよ〜。
思い出のある布でぬいぐるみを作ってみませんか♡
「CHECK&STRIPE お気に入りをてづくりで」(世界文化社)のくまのフランソワを作りました。
お母さん、ありがとう。使います。
正直もったいない、を手放してはさみを入れました。
着物生地を見分けるために、糸とハギレで燃焼実験をしました。
(燃えた糸・生地の灰をさわって判断します。)
結果は、100%正絹(しょうけん)ではないし化繊でもない、です。
正絹と何かのまぜ織りのようでした。
見分けってわからないです。
着物生地のはかなげな手触りにたじろぎました。
そこに昭和からの年代がたっているので、頼りないやわらかさ・・
使った接着芯は、うすく綿がついてる伸びないタイプです。
貼ると着物生地のうすさがしっかり、ふっくらしました。
できあがってみると、この接着芯でよかったです。
作業をやさしくするなら薄いか、ふつうのがいいですね。
着物自体がしっかりした布地なら、いらない場合もあります。
1耳と顔を作る
一枚目は裏地つきのまま、ボディを裁ちました。
着物生地は柔らかくて型をとってると動くし、ずれるし伸びるし。
裁ってから接着芯をはって、また切り取ってとやってました。
2枚目は裏地をとって、おおまかに着物生地に接着芯をはりました。
そこでボディを裁つと、はやかったです。
厚めの接着芯は小さい耳を表に返すのが大変でした。うすいのが良いですね。
わたを少し詰めました。
口まわりの縫い代をぐし縫いします。
糸を引っぱり形を整えるのに、接着芯が厚めなので、丸まりにくいです。
うすいのがいいかも・・
口まわりをボディにまつりつけます。柄がないところを選びました。
口はあとでアップリケにしようかな〜。
2ボディを作る
接着芯は厚めでも柔らかいタイプなので、耳の部分が重なっても縫いやすかったです。
表に返し綿を入れて、返し口をまつります。
綿は少なめに入れると、くたっとしてフランソワっぽくなります。
わたしのは、壁にたてかけてインテリアにするので、ややしっかりめに入れました。
目と鼻はね、母の着ることのない襟付きシャツのボタンです。
口は花枝の黒い線を裁って、接着芯をはり縫いつけました。
なしで縫うとクシャッとなるし、ほつれてきました。
扇子みたいな花をいれた、後ろ姿です。
かわいいので別の生地で、もうひとつ作ってみたくなりました。
縫いつけるパーツが少ないので、ぬいぐるみ初心者の方におすすめです。
わたしの時間がかかったのは、年代もの着物生地だったからですね。
リネンやコットンなら、接着芯もいらずにどんどん進めます。
手ざわり、フワフワでいやされますよ♡